おはようございます。
今週は脱炭素電源として期待をされている風力発電の動きについて書いています。
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📰今週のニュース
理由として、ウクライナ情勢に伴うインフレと円安の影響、金利上昇など、外部環境の悪化が事業環境を大きく変化させたことを挙げています。
近年、洋上風力事業はブレードの大型化が進み案件自体が大型化した結果、巨額な初期投資と巨大な建設プロセスの管理が必要になりました。
三菱商事は同時に522億円の減損も計上したと発表。事業見直しは、洋上風力発電事業の抱える難しさを如実に表しています。
🗺️苦戦は国内企業に留まりません。洋上風力発電世界最大手であるデンマークのオーステッドは、2024年通期の最終損益が1600万デンマーククローネ（約3億円）の黒字だったと発表しました。最終黒字は確保したものの米国事業の悪化から巨額減損を計上しました。今後の業績改善も見込みにくいとして30年までの洋上風力事業への投資額を25%削減すると決めています。
🌊他方、海に囲まれた日本は洋上風力への政府の後押しが足りていないとの声もあります。第7次エネルギー基本計画案にて風力発電の電源構成は陸上も含めて僅か4-8%。洋上風力発電の導入拡大に向け、設置場所を領海内から排他的経済水域（EEZ）に拡大する関連改正法案の速やかな可決・成立が望まれています。
🚗トヨタは上海市において、新たにEV・電池の開発・生産会社を独資で設立することを決定したと発表しました。新工場はレクサスブランドのEVを開発、2027年以降に生産を開始し、生産能力は約10万台の計画です。
🚢トランプ米大統領は9日、米国が輸入する鉄鋼・アルミ製品に25%の関税を課すと明らかにしました。10日に表明する予定です。
⛳️ファンド設立・買収・IPO
⬆️HV4号ファンド：日立製作所はバイオ、核融合を含むスタートアップを対象とするHV Fundの第4号ファンドを4億ドル(約610億円)で組成すると発表しました。
💸大阪府は3月下旬、脱炭素やディープテック（先端技術）分野などのスタートアップ・中小企業を支援する基金を設立すると発表しました。。三菱UFJフィナンシャル・グループ（MUFG）と三菱UFJ銀行などからの寄付金約34億円を活用。2025年度中に企業版ふるさと納税などで積み増し40億円規模とする予定です。
💴Marunouchi Innovation Partners：気候技術と脱炭素化ソリューションへの投資に重点を置く丸の内クライメートテックグロースファンドに7億4,400万ドルの調達を完了したと発表しました。
イベント
📖Climate Tech勉強会シリーズ② ：2月27日、DG Incubation とE&EI主催のカーボンクレジットをテーマに勉強会を開催される予定です。Climate Tech領域で投資・事業開発を行なっている・検討している方を対象にしたカジュアルな勉強会です。詳細はこちらから！
📆日清製粉 REVERSE PITCH：2月28日にCICにて、経産省よりスタートアップ育成５ヵ年計画策定後のエコシステムの動きや後半戦に向けた支援策のご紹介、農水省・農林中金キャピタル・スクラムスタジオによるフード×他領域のイノベーションについてお話する予定です。詳細はこちらから！
以上、日本や世界でのClimate Techに関する情報をご紹介しました。それでは、良い一週間をお過ごしください！
Climate Techに関する新しいアイデアや、イベント、関心/興味のあるトピックがあれば、ぜひClimate Tech Japanにまでお寄せください。
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