おはようございます。
あけましておめでとうございます。旧年中は温かいご指導をありがとうございました。今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
来週からトランプ政権が米国に起用され、日米貿易、国際連携に大きな影響を与える見込みです。今週はスマート養殖技術、カーボンクレージェット系スタートアップが資金調達を実施したと発表しました。
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📰今週のニュース
🌀ハリケーン、暴風雨、洪水など保険でカバーされる自然災害による2024年の保険損害は推定1400億ドルだったと再保険大手の独ミュンヘン再保険が9日に発表しました。世界の気温が上昇を続け、異常気象が頻発する要因となる中、保険損害額の増加傾向は「気候変動の悪影響が顕在化しつつある」ことを示しているとミュンヘン再保険は指摘しています。
🏦トランプ政権の誕生を控え、脱炭素を目指す国際的な銀行連合「ネットゼロ・バンキング・アライアンス(NZBA)」から米大手金融機関が脱退しています。共和党の政治家が、NZBAへの加盟と化石燃料企業への融資削減は反トラスト法に違反する可能性があると警告した後で脱退がこの数週間に相次いだ形です。
📏米国財務省が水素製造控除に関する最終規制「連邦税法第45V条」を発表しました。2022年インフレ抑制法(Inflation Reduction Act of 2022)の一部である45Vプログラムは、水素の製造時に発生する温室効果ガス(GHG)の合計が、水素1kgあたり二酸化炭素4kg以下である場合に、水素の税額控除を適応することになります。
🛑日本製鉄と米鉄鋼大手USスチールは、バイデン米大統領が中止命令を出した日鉄によるUSスチール買収計画について、買収計画を破棄する期限が当初の2月2日から6月18日まで延長されたと発表しました。安全保障を理由に中止命令によって今後クロースボーダM&Aに大きな影響を与える見込みです。
🌞カネカは2030年までに使用後に部品や素材の廃棄を出さない太陽光パネルを開発します。生産から廃棄までのエネルギー消費量も3分の1に減らすとしており、輸入に頼る希少金属をリサイクルしやすい次世代パネルを国産化できれば、エネルギー安全保障の強化につながると期待されています。
💵資金調達
🐟️ゲノム編集技術など品種改良技術とスマート養殖技術を活用するリージョナルフィッシュは、中信ベンチャーキャピタル、SMBCベンチャーキャピタル、CBC、セブン-イレブン・ジャパン、大和ハウスベンチャーズ、Mizkan、崎陽軒、ヨシコン、いよぎんキャピタルより、シリーズCラウンドとして総額30.2億円の資金調達を実施したと発表しました。
🌳カーボンクレジットを活用した継続できる森林経営を行うForestFolksは、スパークルより、プレシードとして総額1,500万円の資金調達を実施したと発表しました。
💦低温メタン分解技術を開発するHycamite TCD Technologies Ltd.がMol Plus、双日などからシリーズAで71億円の資金調達を実施したと発表しました。
⛳️ファンド設立・買収・IPO
⬆️日本初のデカコーン創出をミッションに掲げる本田圭佑が率いるベンチャーキャピタルX&KSKは、三井住友銀行、SBIグループ、GMOインターネットグループ、東急不動産などより、約153億円の資金調達を実施したと発表しました。
以上、日本や世界でのClimate Techに関する情報をご紹介しました。それでは、良い一週間をお過ごしください!
Climate Techに関する新しいアイデアや、イベント、関心/興味のあるトピックがあれば、ぜひClimate Tech Japanにまでお寄せください。
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