🌎 日米重要鉱物に関する貿易協定 #22

🌎 日米重要鉱物に関する貿易協定 #22

Happy Friday!

今週、日米は重要鉱物のサプライチェーンの強化に関する貿易協定を結び、金融庁はESGに関する新しい方針を発表しました。また核融合、モビリティ、カーボンクレージッド分野で資金調達が行われました。

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📰今週のニュース

🏛️ 世界的な競争の中、岸田首相は水素エネルギー利用の基本戦略改定を5年ぶりに発表すると表明しました。政府は5月末までに「水素基本戦略」を改定し、具体的な投資方針を示す予定です。また、ペロブスカイト型太陽電池の早期普及も目指すと強調しました。

♻ 米国と日本は、クリーンエネルギー技術および電気自動車に使用される重要鉱物のサプライチェーンの強化に関する貿易協定に署名しました。この協定は、日本が米国の新しい電気自動車補助金の調達要件を満たすことを可能にし、エネルギーのサプライチェーンを中国からシフトさせることを目的としています。米国と日本は相互に輸出関税を課さず、鉱物生産における労働基準を調整することなど、いくつかの措置を取ることに同意しました。

📌 金融庁は、ESG投信に関する新しい指針を発表しました。指針には「グリーンウォッシュ」を防止する方針や、ESGに関する具体的な内容を目論見書で記載を求めることなどが含まれています。これにより、個々の投資商品について、ESGへの取り組みが実践されているかを、投資家がより詳しく理解できるようになると期待されています。

👩‍🎓 4月4日に日本の文部科学省は、政府が創設した10兆円の「大学ファンド」の支援対象に10校が申請したことを発表しました。東京大学は脱炭素、東北大学は量子技術などの研究に注力する計画です。各大学が認定により成長分野を強化し、国際競争力を高めることを目的としています。


💵今週の資金調達

🏭 ヘリカル型核融合炉の開発を目指すHelical Fusionは、SBIインベストメントをリード投資家として、核融合炉および関連技術の開発を目的とした約8億円の資金調達を実施したと発表しました。

🚕 徳島本社の電脳交通は、複数の投資家を引受先とした12億円の資金調達を実施したと発表しました。今回の資金調達を使用して地域交通の課題解決に向けたタクシーのDXを加速するとともに、事業基盤を活かしたデマンド交通や脱炭素などの新たな取り組みに着手する予定です。

🌲 東南アジアでバイオ炭の生産やカーボンクレジットの獲得・販売を支援するWasteXは、グローバル・ブレインが運営する農林中金イノベーション投資事業有限責任組合から資金調達を実施したと発表しました。

📩 資金調達情報はぜひこちらに送ってください。


💹ファンド

💴 島津製作所がグローバル・ブレインとGX、マテリアル、ヘルスケア、インダストリーの投資領域で50億円規模のCVCファンド「Shimadzu Future Innovation Fund」を設立したと発表しました。

🏦 三井住友銀行は31日、創業初期の気候変動対策関連ベンチャー企業へ投資する米国の 「Remarkable Ventures Climate Fund(RVC)」へ出資したと発表しました。出資額は非公表です。


💡公募

🔭 Hello Tomorrow Japan Challenge:フランス発ディープテック系のスタートアップ支援組織であるHello Tomorrowは、日本大会に応募するスタートアップを募集しています。応募対象はシリーズBまでのディープテックスタートアップです。締切は6月30日まで。詳細はこちらから

🔬 ディープテック・スタートアップ支援基金:新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は3月31日、国や世界全体で対処すべき経済社会課題の解決にも資すると考えられる革新的な技術の研究開発に最大25億円の支援基金の公募を開始しました。詳細はこちらから!


🗓イベント

🗣️ MIT Energy Conference:4月11〜12日にパネル セッション、ネットワーキング、および気候関連技術のスタートアップショーケースが行われます。対面およびオンラインでの申込はこちらから

🪄 Bloomberg Green Summit:4月26日に開催される第3回ブルームバーグ・グリーン・サミットでは、気候経済、より環境に優しいライフスタイル、そしてクリーンテックについて話し合います。詳細はこちらから


💡
今週のキーワード:Critical Minerals
「Critical minerals(クリティカル・ミネラルズ)」とは、再生可能エネルギー技術、バッテリー、電気自動車などの先進技術や国家安全保障に不可欠な一群の鉱物を指します。これらの鉱物は資源量が少なく、加えて採掘が困難であるため、多くの国々の経済や戦略的利益にとって重要な役割を果たしています。クリティカル・ミネラルズの例として、リチウム、コバルト、希土類元素、グラファイトなどがあります。

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🎈 Climate Tech Japanでは一緒に活動できるメンバーを募集しています。興味のある方はこちらから応募してください


以上、日本や世界での気候変動に関するイベントや機会をご紹介しました。新しいアイデア、イベントや公募、関心・興味のあるトピックがあれば、ぜひClimate Tech Japanにまでお寄せください。

それでは、良い一週間をお過ごしください!


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