🌎Tough Techと公海条約、今週のClimate Tech#18
Happy Friday!
3月4日夜に国連海洋法条約の政府間会合が開かれ、公海での生物多様性の保全と持続可能な利用に関する条約案「公海条約」に各国が合意しました。内容としては、地球表面の4割を占める公海での乱獲や環境汚染を防ぐための新組織の発足や保護区設置が柱となっています。グテレス国連事務総長は「画期的だ」とたたえる声明を発表しました。
また、日銀のデータ調査によると重要技術における各国の競争率を特許の面から比較しています。日本は水素でリードを取っています。(下図:CTJ和訳)
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📰今週のニュース
📜 日本生命保険は2030年までの目標として、ESGテーマ投融資全体を約3倍増の5兆円に増やし、脱炭素ファイナンスも約6倍の3兆円に増やすことを発表しました。
💡 日豪合弁企業が褐炭から水素を製造することを発表し、火曜日に商業デモンストレーションフェーズに入ったと述べ、日本政府からの資金提供は2200億円(16.2億ドル)に上りました。
🏭 カリフォルニア州のTAEテクノロジーズと日本の国立融合科学研究所は、新しい燃料サイクルのテストに成功し、従来の重水素-トリチウムベースのプロセスよりもクリーンで低コストなエネルギーを提供できると発表しました。世界中の30以上の研究グループがCO2排出化石燃料から脱却する中、完璧なエネルギー源と見なされている核融合の商業化を目指して競争しています。
🗣 3月4日、日本とアジア各国の大臣たちは東京にて経済と環境についての議論を行いました。持続的な成長を推進する方法や、地域の脱炭素化について検討しました。
💵今週の資金調達
🏦 再生可能エネルギーを中心としたサービスを提供するLooopは、さらなる事業拡大に向けて、東和銀行から2億9千万円のグリーンローンの調達を決定しました。
💪 石炭火力発電や石炭ガス化複合発電で生じる灰やスラグを原料に連続長繊維「BASHFIBER®(バッシュファイバー)」を製造する新日本繊維が、数億円の資金調達をJパワーから実施しました。
🚙 独自のAIを活用し「シェアによって、お得でスムーズ」な移動体験を提供する“スマートシャトル®”を展開するNearMeは、第一生命保険、大林組、三井不動産、日本政策金融公庫からシリーズBラウンドとしては約13億円を資金調達しました。
⛴ 建設、林業、除雪、港湾、船舶機械に後付での搭載が可能な遠隔操作・自動運転ソリューション及び自動化検証シミュレータを開発・提供しているARAVが、東京大学協創プラットフォーム開発から2.5億円の追加資金調達を行うことを決定しました。
🧑🌾 農業AI技術を用いた製品開発やコンサルティング事業等を行うHappy Qualityは、明石吉田屋産業株式会社、エヌエスティー、ベンチャー投資育成研究会に対してシリーズAラウンドにおける合計4億5,000万円の資金調達を行いました。
📩 資金調達情報はぜひこちらに送ってください。
💡公募
🌤 Climatebase Fellowship: 気候変動関連のキャリアに興味がある方は、12 週間のプログラムにご参加ください。プログラムには、技術者、創業者、投資家等の専門家対象のトラックが含まれています。詳細はこちら。
🗓️イベント
🍷 GIN Startup Event:3月15日、グローバルインキュベーターネットワークはCIC Tokyoにて海外のディープテックスタートアップのイベントを開催します。詳細はこちら。
🏫 MIT Climate & Energy Europe Semifinal: MIT学生主導の気候スタートアップのためのコンペです。米国セミファイナルは、3月16日にマサチューセッツ州ソマービルでハイブリッド形式で開催されます。こちらから参加登録を!
科学・工学・技術の融合により、世界で最も重要な課題を解決する変革的なテクノロジーです。投資家がタフテックに注目する理由については、こちらの記事を読んでみてください!
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🎈 Climate Tech Japanでは一緒に活動できるメンバーを募集しています。興味のある方はこちらから応募してください。
以上、日本や世界での気候変動に関するイベントや機会をご紹介しました。新しいアイデア、イベントや公募、関心・興味のあるトピックがあれば、ぜひClimate Tech Japanにまでお寄せください。
それでは、良い一週間をお過ごしください!
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