🌎クラウドインフラに補助金、今週のClimate Tech#17
Happy Friday!
今週はCity Tech TokyoとHBS Tech Conferenceが開催されました。どちらのイベントでも話題になったのは、クライメートテックです。クライメートテックの開発には十分なコンピューティングパワーが必要であり、高品質なサーバーの需要がますます高まっています。
また経済産業省は、日本国内でクラウドインフラを開発するため、最大50%の補助金を提供することを決めました。
ところで、みなさんはチョコレートはお好きですか? ロンドンのWNWN社が、炭素排出量を80%削減するチョコレートの開発を発表しました。
そして起業家や投資家は、海洋保全を目的とした事業にも注目しています。詳細はこちらから!
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📰今週のニュース
🔌 日本政府は、60年以上にわたる原子力発電所の運転延長を可能にする法案を含む、5つの法改正案をまとめた「グリーントランスフォーメーション(GX)脱炭素電源法案」を閣議決定しました。
💧 日本経済新聞の調査によると、「水素」や炭素回収などの「脱炭素」分野の企業の調達額は、2022年に前年比で倍増したとのことです。大企業だけでなく、スタートアップもGX(グリーントランスフォーメーション)のけん引役になるとの期待が高まっています。
🗽 コンステレーション・エナジーは、上州ニューヨーク州にあるナインマイルポイント原子力発電所に1.25メガワット(MW)の電解装置を組み合わせたパイロットプロジェクトを開始し、クリーン水素を生産し始めました。同社は、2026年までにイリノイ州の原子力発電所で年間少なくとも30,000トンの水素を生産する予定です。
💡 小池都知事は、初開催したスタートアップ支援の国際イベントCity Tech Tokyoでスタートアップの成長向けに「今後5年間で10億ドル(約1300億円)以上の規模の支援に取り組みたい」と述べました。
🏦 米国政府は、元Mastercard幹部であるAjay Banga氏を世界銀行総裁に任命することを発表しました。現在の世界銀行総裁は、6月に早期退職することを発表しています。
🌳 野村アセットマネジメントは国内上場企業約400社を対象に、脱炭素の事業機会を定量評価する手法を導入します。企業が二酸化炭素(CO2)排出量を減らすための製品やサービスを提供している場合、その金額を営業利益と比較し、高い値が出た場合は事業機会を捉えていると見て評価を高めます。この評価は、企業のCO2削減に関する情報開示を促すことを目的としています。
💵今週の資金調達・ディール
🚩 ESG情報開示支援クラウド「SmartESG」を開発・提供するシェルパ・アンド・カンパニは、グローバル・ブレインをリード投資家として、グローバル・ブレイン、ジェネシアベンチャーズ、三菱UFJキャピタル、みずほキャピタルから総額2.6億円を調達したと発表しました。
🍃 クライメートテック領域で企業の脱炭素・ESG経営支援に取り組むアスエネは、シリーズBラウンドで27億円の資金調達を実施したと発表しました。
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💡公募
💪 Propeller Entrepreneur in Residence: Propellerは、オーシャン・クライメートテックで投資可能なビジネスを発見し、構築するためのエントレプレナーを募集しています。研究者や科学者のポートフォリオとの関係を構築し、特定のテーマ領域で市場調査を実施し、投資家の信念を構築し、Propellerのポートフォリオ企業やラボの運用プロセスを新しい視点で強化します。
🗓️イベント
🤔 You はどうして Climate Tech に?: 3月8日に東京大学FoundX主催で「You はどうして Climate Tech に?」というテーマで対談イベントが開催されます。ANRI 鮫島昌弘氏が登壇します。詳細と参加申し込みはこちらから。
🙋🏻 ESG TECH BATTLE 2023: 3月8日に「ESG TECH BATTLE 2023:研究開発型スタートアップ&研究者のピッチコンテスト!」を開催されます。優秀なスタートアップや起業を目指す研究者等を表彰し、それらの優秀者の事業成長のためのフォローアップを行うことで、事業を加速させることを目的に行います。詳細はこちら。
♻ 環境エネルギースタートアップピッチ"Circular Economy 〜環境エネルギー領域における資源循環の実現~": 3月10日に Circular Economyというテーマでピッチイベントを開催します。詳細はこちらから
バイオマスエネルギーとは、生きているもの、あるいはかつて生きていたものから生成されるエネルギーのことです。植物(トウモロコシや大豆など)が最も一般的に使用されるバイオマス材料です。このエネルギーは、燃やすことで熱を生み出すことができ、また電気に変換することもできます。しかし資源自体は広く分散しており、輸送・管理のコスト面でその設備は小規模かつ分散型となります。2021年時点での国内でのバイオマス発電の割合は4.3%です。
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🎈 Climate Tech Japanでは一緒に活動できるメンバーを募集しています。興味のある方はこちらから応募してください。
以上、日本や世界での気候変動に関するイベントや機会をご紹介しました。新しいアイデア、イベントや公募、関心・興味のあるトピックがあれば、ぜひClimate Tech Japanにまでお寄せください。
それでは、良い一週間をお過ごしください!
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