🌎人材の流動性、今週のClimate Tech # 13
Happy Friday!
グーグル、マイクロソフト、アマゾンといったハイテク企業のレイオフは、地球にとって有益なことかもしれません。採用担当者、ベンチャーキャピタル、そしてすでにビッグテックからクライメートテックに転職した社員によると、クライメートスタートアップには、選考にあたり応募してくれる人材が増え、全体的に雇用が回復しています。Climate Tech業界における人材流動性が今後も注目を集める見込みです。
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📰今週のニュース
💸韓国にも拠点を置く米投資ファンドのエナジー・キャピタル・パートナーズは、2024年をめどに、日本向けの脱炭素関連の数千億円のファンドを立ち上げることをシニア・パートナーのダグ・キメルマン氏が明らかにしました。
🔝大手企業は次期経営幹部を発表しています。先週はトヨタが、次いでソニーが発表しました。
💶BNEFのレポートによると、世界の低炭素エネルギー技術への投資額が、初めて1兆ドルを突破しました。再生可能エネルギー、蓄電池、運輸分野の電動化、熱分野の電動化、二酸化炭素(CO2)の回収・貯留(CCS)、水素、持続可能な材料など、同レポートが対象とするほぼすべての分野で、2022年は過去最高水準となる投資額になりました。
📈みずほ銀行と富士通は、ESG関連データの開示支援で連携し、みずほ銀行のクライエント向けに脱炭素支援を進めると発表しました。1月から、まずは富士通のデータ管理ツールをみずほ銀行の取引先企業に提供します。
🤝世界経済フォーラム(WEF)は、中国、インドネシア、日本、スペイン、米国の主要工業地帯9地域が、WEFのイニシアチブ「Transitioning Industrial Clusters towards Net Zero」に加盟したと発表しました。日本からは、川崎市のカーボンニュートラルコンビナートが加盟しています。世界中で100の産業クラスターを結び、16億トンのCO2排出量を削減、1,800万人の雇用を維持・創出し、世界のGDPに2兆5千億ドル貢献することを目指しています。
💵今週の資金調達・ディール
⚡️EVメーカーのフォロフライ」はENEOS、K4 Ventures、大阪ガス、日本ベンチャーキャピタル、丸紅などから累計11億円の資金調達を実施したと発表しました。
🎋植物性卵を開発するUMAMI UNITEDは、Big Idea Ventures、ProVeg International、アレン マイナー氏などから、50万米ドルの資金調達を実施したと発表しました。
🥗organic, vegan, gluten-free as optionsを目標に掲げているOvgoがインクルージョン・ジャパン、MBKFなどから1.3億円の資金調達を実施したと発表しました。
🪰Drone as a Service(DaaS)を提供するエアロディベロップジャパンがクラッチメーカーである株式会社エフ・シー・シーよりシリーズA+ラウンドにおける資⾦調達を実施したと発表しました。
🔋リチウム生産能力の拡大と、リチウムのサプライチェーンにおける課題へのソリューションを提供するカナダ本社のSummit Nanotechが約64億円の資金調達を実施したと発表しました。
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💡公募
👩🏻🔬Beyond Next Venturesは、バイオテクノロジー分野のスタートアップを対象とした6ヶ月間のBeyond BioLAB TOKYOの募集を開始しました。ラボスペース、コワーキングスペースへの無料アクセス、業界VCによるメンタリングなどの特典があります。応募は2月28日まで、詳しくはこちら。
🎼Climate Tech系ベンチャーキャピタリストや起業家を目指す方はClimateBase Fellowshipに応募してみてください。申し込みかつ詳細はこちらから。
💸インペリアル・カレッジ・ロンドンとCICは、ピッチングコンペに参加する金融知識を利用して気候変動問題に取り組む学生(最低チーム内一人が大学院生必須)を募集しています。詳細はこちらから。
👨⚕️英国に拠点を置くディープ・サイエンス・ベンチャーズは、新たに立ち上げた「ベンチャー・サイエンス博士号課程」の応募者を募集しています。
🗓️イベント
0️⃣2月7日に環境省、北海道県などの共催で、北海道の脱炭素スタートアップむけのオンラインイベントが「スタートアップと共創するゼロカーボン北海道の未来」というテーマで行われます。詳細と参加申し込みはこちらから。
📈2月9日オンラインにて、Google for Startups は、スタートアップ支援パートナーの Creww 株式会社と共に、“サステイナビリティ” に注力するスタートアップの海外展開を支援する「Global Sustainability Accelerator powered by Creww | Google for Startups」を実施します。詳細はこちらから!
”Special Purpose Acquisition Company”の略で、直訳すると「特別買収目的会社」となります。 一般的な会社とは異なり、買収を目的に設立される会社というのが特徴です。
SPACは上場した時点では、自らは事業を行わないペーパーカンパニーです。上場後に、株式市場から資金調達を行い未公開会社の買収を行います。欧米のClimate Tech関連企業は、SPACを利用してポートフォリオを拡大し、時価総額を増やす機会として取り扱ってきています。
以上、日本や世界での気候変動に関するイベントや機会をご紹介しました。新しいアイデア、イベントや公募、関心・興味のあるトピックがあれば、ぜひClimate Tech Japanにまでお寄せください。
それでは、良い一週間をお過ごしください!
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